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□平成16年度基本方針
会長 山本 隆司
日本の景気もようやく底を脱した、と言われている。確かに発表されている様々な経済指標にもそれは現れているようだ。マクロ的にみればそのとおりであるが、個々の企業をみれば勝ち組が過去の最高益を更新する一方、事実上の倒産に追い込まれている企業も多々見受けられる。勝ち組と負け組の二極分化が加速度的に進んでいるのが現状だと思う。
 ところで我々零細企業(あるいは家業)をとりまく環境はどうだろう。日本の景気が上向いてきているからと言って果たして我々の企業の業績が上がると言えるだろうか。もちろん個々の企業の努力次第であろうが、努力の方向性をはっきり定めている企業が我々のなかにどれほどあるだろう。
 バブルがはじけるまで市場は拡大を続け、特段の努力をしないでも普通の経営をしていれば企業は曲がりなりにでも存続することが出来た。景気が良かったからだけではなく、多くの規制によって業界、企業が守られていたからでもある。
 現在では普通の経営をしていたのでは生き残っていくことが困難になってきつつある。企業や商店街を縛ると同時に守ってもくれていた規制がどんどん撤廃され、三原にも外部から大型店が次々に進出してきた。よほどの知恵と創造性がないと企業の存続が出来ない時代がやってきたと言えるのではないだろうか。
 そこで本年度も引き続き経営に対する勉強を深め、切磋琢磨しながら経営者としての質をたかめていく努力をしていこうではないか。また三原商栄会連合会との連携を深めることによって三原の活性化にも取り組んで行こうと思う。
 
 
□委員会事業計画
○まちづくり委員会
委員長 小野  毅

 今年度まちづくり委員会では昨年に引き続き夜店発展実行委員会を中心に"次世代の子ども達に、よき三原の文化や伝統を継承し他所に移り住んだとしても、どこか懐かしい思い出として「三原の匂いが心に残る町」"をテーマに活動して参ります。
 半どん夜市との関わりも3年目を迎え、まちづくり委員会の中の夜店発展実行委員会ではなく、地元商栄会・町内会との繋がりをより強くし、独立した団体となるべく現在模索中です。当初3年間の計画でしたので、本年度中に事業の一応の完了を目指しております。
 その他の事業計画として、地域通貨につきましても他の委員会や他団体との話し合いを深め、まちづくり委員会の枠にとらわれず活動して参りたいと思います。また、次年度における当委員会の事業の種(たね)を採取し土を耕し水を撒くことが出来ればと考えております。皆様からのご協力ご助言をよろしくお願いいたします。

 
○お客様の声が企業をいかす委員会
委員長 有木 和浩

 この委員会は可能性を多大に持った委員会だと思っています。
 初年度はクレームとは何?を基準にいろんな話し合いを持ち
 2年度は話し合いとともに経営品質の勉強にも取り組み、そして
 3年目と継続しています。
 このままいろんな題材に取り組む方向もあるのですが、今年はもっとこの委員会が楽しく、さらに有意義にすごせるために今一度、初心に帰り会員の全員との対話、四方山話、気づき、こころのアンテナを立てて行動する等の、人と話す、聞くを多く入れていろんな情報が入る会の内容にしたいと思っています。
 これまで学んできたことを生かしながらさらにこの委員会の持つ素晴らしいところをのばしていきたい、この思いで取り組みます。

 
三原商工会議所 青年部会 Young Entrepreneurs Group